独学で宅建士試験合格を目指す?独学のメリットとデメリットから導く効率学習法


人気資格の一つである宅地建物取引士。2019年度の宅建試験は、220,797名のかたが受験されここ数十年も毎年20万人超のかたが受験されています。人気の理由は、いろいろあると思いますが他の国家資格に比べると受験しやすいという点が一つ上げられると思います。試験範囲は広いですが、試験は全問マークシートの択一式という点で試験対策がしやすいことも理由として挙げられます。

受験がしやすい、そして試験対策も立てやすいとなれば、合格を目指すうえで「独学」という学習法を選択される方も多いのではないでしょうか?この記事を書いている管理人もその一人でした。ですが、多くの方はお仕事をされながら限られた時間で合格を目指すわけですので果たして「独学」がベストだと言えるか?について考えました。

実際独学で合格した私なりの考えではありますが、これから合格を目指される方にはぜひ一読いただければ幸いです。では、早速本編に入っていきます。

あなたは独学で試験合格を目指せます?独学で合格を目指せるタイプ


宅建士資格合格のための学習法には大きく2つに分類されます。

1.自分でテキストや問題集を購入して学習する「独学」といわれる学習法

2.宅建士講座を開設している資格学校や通信講座を使った「通学・通信学習」

管理人自身は「独学」により合格した一人ですので、独学自体を否定することはありません。ですが、管理人自身、合格のためにはそれなりの学習時間や規制を設けて試験に臨んだ経緯があります。実際に私がやっていた学習法は仕事をしながらでは出来る方法ではありません。仮にできたとしても数か月の間維持するのは相当ハードだと思います。

結論、独学で合格を目指せるのは

①時間に余裕があり且つ一定期間継続して学習を続けられる

②合格に必要なだけの学習量を計画しこなせる

③他の法律系資格を持っていて、学習をスムースに運べるだけの知識を持っている

というような方には向いていると思います。

宅建士試験合格に必要なのはインプットとアウトプットによる反復学習です。これをどれだけこなして、より確実な知識として定着させるかで合格率はぐっと上がります。ですので、圧倒的に時間が多くあるほうが有利ですし、時間があれば独学でもこなせると言えます。

ですが、多くの受験者は会社員でありそこまで多くの時間を費やすのは難しいのが現実です。
ですから、独学で合格を目指す前に今一度自分にあう学習方法は何か?を考える必要があると言えます。

独学で宅建士合格を目指すメリットとデメリットについて


独学に向いているタイプを紹介出来たところで、次に「独学」での学習のメリット・デメリットについて。

独学のメリットとは・・・
・教材費が抑えられるので学習コストが低い
・自分のスケジュールに合わせて学習を進められる
ずばりこの2点だと思います。

テキストに問題集と過去問題集。それに過去数年分の本試験問題など。それらを購入しても1万円から2万円までとリーズナブル。また、自分のペースや都合(遊びや仕事上の用事)に合わせて時間や学習する日を調整しやすいですね。

つづいて、デメリットに関しては、

独学のデメリットとは・・・
・学習教材を自分で選択・購入
・試験までの学習計画を自分で設計
・学習癖が身に着かないことで学習が進まない
・要点やポイントが掴みにくい
自分の学習経験から考えられるデメリットとして主なものを挙げてみました。

まずは学習教材は正直どれが良いのか分からない、どれも同じように見えてしまうというのが正直なところです。ですので、地味にどの教材が良いのか悩んだりとあらかじめ決められている通信講座などとは違って少し面倒でした。また、独学の最重要課題と言っていいのが「学習計画とその実行」です。自分のペースでできるメリットの反面、自分を厳しく律して学習を進めていかなければ合格にはたどり着けません。

それに、初めて学習するのであればどの程度の時間を必要とするのか?計画は立てて実行するけど、重要ポイントが分かりにくく思ってるより時間がかかって予定が狂うなど、すべて自分で決めて自分で解決しなければならないというのがつらいところです。

デメリットについて多く書いてしまいましたが、多くは「時間」が解決してくれると思います。時間があれば、念入りに教材も選べますし、自分に無理のない計画を立てることも可能です。あとは地道に学習する強い気持ちだけあればデメリットも払拭できると思います。

まずは、自分の現状から試験日までの環境を考えたうえでこうしたメリット・デメリットを活かせるか、克服できるか検討してみるのが良いのではないでしょうか?

もしかして舐められてる?宅建士試験を独学で目指してしまう理由

冒頭でも少し触れましたが、宅建士が人気があるのは資格の魅力もありますが法律系資格では圧倒的に受験・試験対策が取りやすいことが挙げられると思います。私自身も「独学」で合格を目指した理由が、試験の問題形式でした。

「50問・四肢択一式による筆記試」。択一試験ですので真の正解を一発正解できなくとも消去法で2択までは持っていけると思ったこと。また、試験問題自体は過去問からの流れが多く感じたので過去問を繰り返しやることである程度点数は取れると判断したからです。それにプラスで当時の私には時間がありました(仕事辞めちゃったので)。時間が圧倒的にあったので、繰り返しの反復学習と短期間・集中型で一発合格を目指すという強い気持ちもあったので独学を選択しました。

実際、試験当日までには過去5年分の過去問を何度も繰り返した状態で臨んでいたので、本試験でも似たような設問がいくつもあると思いました。また、繰り返し解いている内に設問内容やひっかけ部分まで覚えられたことでほぼ暗記に頼った部分も多かったと思います。

こうなるには、それなりの反復学習を繰り返したことで至った結果ですので、普通にお仕事されてる方にはおすすめしない学習法です。おすすめしないというよりは、多分同じだけ時間が使えないと思います。(管理人の学習時間について「実録!宅建士に合格した私の学習計画とは?」をご覧ください)一日の中で10時間程度を組み込んだ学習スタイルですので、お仕事など一日の半分が他のことで時間を取られると実現できません。

私自身が独学で合格できたのは、舐めてかかったのではなくしっかりと学習計画をたてて、実践できた。実践できるだけの時間や環境が揃っていたからです。宅建士の試験問題自体はトライしやすいものですが、そう簡単には合格できるものではありません。それ相応に学習する必要がありますので、よく検討してから始めるべきだと言えます。

資格取得と試験勉強の時間×コストの関係性

独学で試験合格を目指すのに外せない理由として「コスト」、つまり学習にかかる費用の話です。管理人は時間がまずあったのでその利を十分生かせる方法として独学にしました。実際にかかったのはテキスト1冊、問題集1冊、過去問題集1冊でした。他、受験料や資格取得後の諸費用など掛かりましたが学習という点だけでは10,000円程度までです。

先ほど紹介したように独学を目指す理由として試験問題のあり方も触れていますが、”択一式だから簡単じゃないか””受かりやすのではないか”と思われてる人も多いのではないかと思います。実際、多くの受験生がいる中でかなりの数の人が不合格になっています。単に、学習量や時間が足りなかったという人もいれば、学習の途中であきらめていた人も多いのではないかと予想します。(全員が資格を取りたくて受験してるわけでもなく、仕事・業務上必要で受験させられる場合もあるので)

こうして考えると、仮に半年の間に1日2時間学習をしていた場合、単純計算で2時間×30日×6か月=約360時間という時間を使います。そこに、学習用の教材、受験料などを足していくと結構なコストだと私は思います。(学習している時間をお金で換算したとして。金額は想像にお任せします)もし、半年学習して不合格であればまた同じ期間、もしくはそれよりも長く多くの時間を費やしますし、新たな教材購入・受験費用も発生します。

つまり、年に1回の宅建士試験に向けて学習するのであればその年に1回で合格することが最強のコストパフォーマンスにつながると言えます。そのためには、単に教材費が安く済むから独学で!ではなく、実際に使える時間と自身の生活環境に合わせた学習法を選択して一発で合格を目指すほうが結果安く済むのだと思います。

独学で合格を目指すなら、低コストであなたの学習をサポートしてくれる講座選び

コストについて考えた時、一発で独学で合格できればそれが一番低コストでよいと思いますが、それには時間も根気も必要です。時間とお金を掛け合わせて考えた時のベストは決めた短期間で一発で合格することだと思います。

もし、本気で一発合格を目指すのであれば、自分自身に対して自己投資をして試験に臨むべきだと思います。自己投資するのですから、その分きっちり学習しようという気持ちにもなると思いますし自分を制御・規制するうえでも効果はあると思います。実際、学習癖をつけるために、また一回で合格したいという気持ちから通学・通信講座を選ばれる方も多いと思います。

とはいえ、「出来るなら投資額は低く・・・」というのが普通でしょう。ですので、管理人的に低予算でしっかり学習できる講座をご紹介していきます。クオリティに関しては個々人で判断いただくのが良いと思いますので、あくまで個人的な評価を入れながらご紹介していきます。

あと、ご紹介する講座に関しては費用面50,000以下を目安にしています。そして、受講したから合格できる!という考えは捨ててください。どこまで行っても資格試験は合格するためにどれだけ自分自身を追い込めるか、制御し継続して学習することができるかという自分との戦いであるということを前提としてご覧ください。

スマート宅建学習 スタケン


逆回転学習法という先に問題集をしてから疑問点や課題を抽出してからテキスト(講義)で学習をすすめるという独特の学習法を提唱するスタケン。学習スタイルとしてはWEBでの動画講義やアプリによる過去問演習など今の時代に合ったお手軽スタイルです。重たいテキストを持ち運ぶでもなく、働きながらでもスキマ時間を活用して学習が進められるように考えられています。しかも料金もお安めです。

安かろう悪かろうではなく一通りの教材がついて、質疑応答も出来るとあって手軽に始められる講座だと思います。講師はロングセラー「うかるぞ宅建士シリーズ」の著者でおなじみの田中謙次先生なのでテキスト学習で独学するならこの講座を受けといたほうが何かとお得に感じますね。

スタケン 公式サイトはこちら

スキマ時間で宅建士試験合格! スタディング宅建士講座


宅建士資格を取りたいけど、忙しいあなたへ!スキマ時間を使って時間効率を高めながら学習を進めるのがスタディングのスタイルです。こちらも、先ほど紹介した講座同様に各種デバイス(PC・タブレット・スマートフォンなど)を使った講座・教材による学習で、紙ベースのテキストや問題集がないので、いつでも・どこでも場所を問わず勉強できます。

スタディングの特徴は、「短期間で合格された方の勉強法を徹底的に研究」しているところです。つまり成功者のノウハウをカリキュラムに組み込み短期合格を目指すということです。そのため、初心者でもわかりやすいビデオ講座や基本問題・過去問題など教材もしっかりと用意されています。

スタディングでは基本的な内容をインプットして、すぐに問題・過去問を使ってアウトプットする反復学習を実践します。試験合格に必要な知識をインプット&アウトプットで効率よく吸収・定着させていきます。早い段階から問題を解くことで、覚えた知識の使い方や、出題パターンへの理解が深まります。料金も2万円ちょっとからですのでお手頃でスタートできる講座です。

わかりやす教材と万全のサポート 資格のキャリカレ


資格のキャリカレは、オリジナル教材(紙)と映像講義で学習を進めるスタイルの講座です。先に紹介した講座よりは少しアナログな感じ、通信講座に近いイメージでしょう。外出時やスキマ時間の活用というよりは自宅できっちりやるタイプに向いてるかもしれません。サポート体制も手厚いようですし、資格取得後のフォロー体制もあるようです。

サポート体制や教材にお金がかかっているのか分かりませんが、料金は4万円弱と先に紹介したものよりはやや高めです。一応、独学での学習よりは合格実績があるこちらのカリキュラムで進める学習のほうが合格への近道だと思うので紹介しておきます。
資格のキャリカレ 公式サイトはこちら

ワクワクする学びを今、始めよう オンスク.JP


最後になりますが、オンスク.JPをご紹介します。こちらはとにかく受講料が安いというのが最大の特徴です。

基本的な講義や問題演習などはすべてスマホがあれば完結できるお手軽スタイル。講義は初学者でもわかりやすいように噛み砕いて説明してくれるので安心ですし、インプット・アウトプット学習もぬかりなし。それであって月額料金が1078円/1628円(各税込)となっています。スタンダードプランのほうが色々必要なものは備えてるのでこちらがおすすめでしょう。

例えば6か月を目処で学習をする場合だと、スタンダードプランでも1万円弱となるのでこれなら、ハードルも高くないので手軽に始められると思います。
オンスク.JP 公式サイトはこちら

最後にみちびきだした効率学習とは

ざっと、独学でするよりも安い受講料でありながらもしっかりと合格を目指せる講座を紹介しました。通常の通学・通信講座よりも半値以下ぐらいのイメージですので随分とハードルは下がったのではないでしょうか?もちろん各社個性がありますので、お好みで検討ということになりますが。一度チェックしてご検討ください。

最後に、何度も言いますが管理人自身は時間が多くあったのでそれを活かして独学というスタイルで合格を目指し、結果合格できました。ですので、独学自体は否定はしておりません。ですが、自身がやってみたからわかることもあります。

仕事をしつつで少ない時間で合格を目指す。学習にかける時間やコストの点から考えても、その年一発でということが最善である!と考えるならば、やはり通信やオンライン講座を選択するのが結果効率的であると言えると結論をだしました。

ここでいう効率学習というのは、単に合格することに対しての学習効率だけでなく、試験までにかける時間やコスト、努力した分の結果を出すという総合的な意味での効率学習と考えています。合格することを最大の目標とするのであれば、まずは最短で合格できる手段を可能な限り使ってやるべきだと個人的には思います。

これからスタートされる方、独学に不安を感じられるかたなどは今一度いろんな講座などをチェックしてからでも遅くはないと思います。自分にあう学習法を導く上で時間とコスト、自分自身の性格や資格に対するモチベーションなども踏まえて総合的に判断いただければいいと思います。

“これぞオンライン講座の決定版!資格スクエアの特徴を徹底解説”はこちら

 

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