2020年は新型コロナウイルス感染症拡大により、わたしたちの普段の生活にも大きな影響が出ています。
資格試験においても試験日程が調整もしくは中止といった状況になってきています。2020年度(令和2年)宅地建物取引士資格試験においても一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)より7月1日付で試験に関する重要なお知らせが発表されました。
7月以降もコロナウイルスの影響は第二波の感染拡大が継続しているなか、今後も予定が変更される可能性もあるかもしれません。まずは、現時点の情報をきっちり確認してこれからの動向に注意していきましょう。
一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)公式サイトはこちら
2020年度(令和2年)宅地建物取引士資格試験日程|二回実施に(予定)
一般財団法人 不動産適正取引推進機構(以下、RETIO)の発表によると、借り上げていた試験会場が新型コロナウイルス感染症の影響で借り上げが困難な状況になっているということです。
つまり、借り上げられる会場が減少すると受験者全員を収容できないことから、それに伴い試験日程・会場を調整するということです。
1.試験会場における受験可能人員を上回った場合には、10月18日(日)ではなく、後日、指定した試験会場で受験する場合がある
2.別日程は、12月27日(日)を予定。該当する受験者に対しては、8月末(予定)までに改めて通知
7月1日に発表された内容ですので、これからまだ変更もあるのかもしれません。ですが、受験者の立場からするとやや不安なところが多く感じますね。例えば、自分は10月の試験を受けられるのか、試験会場が変更なれば何処?など。コロナウイルスの影響によりますので仕方がないところも多いのですが、少しでも早くどのように実施するのか確定してほしいというのが受験者の声ではないでしょうか。
この発表された内容についてのQ&Aが公式サイトにて掲載されていますので、現時点での疑問に関しては公式サイトをごらんください。
試験当日とコロナ対応について
RETIOの公式サイトでは「令和2年度宅地建物取引士資格試験における新型コロナウイルス感染症への対応について」が掲載されています。
内容としては、
1.受験申込みの自粛についてのご協力のお願い
2.試験の中止・試験会場の変更について
3.試験当日の注意事項
が掲載されています。
1に関しては、受験者数の増加のよる「3密」を防止するために、早期の資格取得が必要なければ自粛をお願いしたいという内容です。2については先に紹介しているように、会場や試験日程が変更になることがあるという内容。1と2に関しては、受験申込までに発表されていた内容ですので、内容を確認したうえで納得しての受験となるので問題はないかと思います。
ですが、気を付けたいのは3について。試験当日の注意事項に関しては今一度チェックしておきましょう。
1.当日の体調について
新型コロナウイルスに罹患して治癒していない、また濃厚接触者として健康観察の指示を受けている人は受験を自粛するようにと言われています。また、当然のことではあるのですが、重要なのは当日に「発熱や咳が出るなどの症状がある方」についても自粛を要請している点です。コロナウイルスにばかり関心が行くのですが、単なる風邪であっても発熱や咳の症状などはでます。 試験当日まではしっかりとした体調管理も忘れず本番に臨んでください。上記の理由での再試験は行われませんので非常にもったいないのでくれぐれも気を付けてください。
2.マスク着用
当日はマスクを着用の上、受験をお願いしますとのこと。ただし、途中、顔写真照合のためにマスクを外すことをお願いすることもあるようです。
3.試験室の換気
当日は、換気のために可能な限り窓やドアを開けるようです。ですので、室温が高ったり低く感じられることもあると思いますので、当日の服装にも気を付けましょう。また、窓やドアを開けていることで屋外からの騒音が入ることもあるとのことです。多少の騒音でも集中して受験できるよう心づもりしておきましょう。
4.クラスター発生の場合の個人情報について
試験会場においてクラスター(感染集団)が発生した場合は、受験者の個人情報が公的機関に提供されます。
この記事を書いている7月25日現在も連休中でもあり、週明けにはさらに感染者が拡大している?ということもあり得ます。そうなると、また実施に関して予定が変更ということもあり得ますが、受験される方はとにかく集中力を切らさず本番に備えていただきたいと思います。