宅建士試験合格の標準的な学習時間は300時間越えと言われています。本試験までまだ時間がある人もない人も、効率よく勉強したいと思う気持ちはおなじでしょう。
そこで、よく耳にする勉強するなら朝型派?夜型派について、どの時間帯が効率的なのかという問題に対して考えてみました。思うようにペースが上がらないと悩まれてる方や、もっと効率よく学習したいと思われている方は参考にしてみてください。
朝型勉強と夜型勉強のメリット比較!勉強する時間帯の特徴を把握
まずは、朝型と夜型の2パターンを比較していきます。勉強する各時間帯の特徴を整理、まとめていきますのでまずは特徴を把握してください。
朝型|脳が一番フレッシュな時間帯
よく早朝の勉強がよい!といわれますよね。その理由としては、脳の状態が関係しています。人は一日の中で、多くの情報を取り入れて判断して行動しています。その核となる情報整理をしているのが脳です。つまり、目で見ているものや普通に話していることなども、すべて脳を使って行動しているので常にフル回転で動いています。ということは、夜にもなれば一日の疲れが出やすく、記憶力も低下することにもつながっていきます。
脳の状態を数値化して見えるわけではないですが、管理人自身も日中の仕事が終わってからの勉強はとてもつらかったことを覚えています。確かに脳の疲れというものはあると感じます。そういう意味では、夜よりも朝のほうが脳がフレッシュな状態であると言えますので、新しいことを覚えたりするには向いていると言えます。
朝型|少ない時間が逆に効果的
朝起きてから身支度して、朝食をとって出勤・通学となにかとバタバタするのが朝の時間帯です。だからこそ、みなさん何時に起きて何時に家を出るのかをすごく計算して行動していますよね!いつまでに何をしなければならないのかが決まっているので、逆算すると朝の勉強に使える時間はとてもタイトです。
ですが、逆に制限時間が設けられているので、時間内に集中して勉強を頑張るぞ!という気持になり易く集中して学習することができます。よく、勉強は量も必要ですが質も重要だといわれます。短い時間でも、いかに集中して取り組むかも重要です。勉強の質を高める上でこの時間制限は効果があると思います。また、ついついだらだらしてしまう人に向いてると考えられます。
朝型|予定を崩さないパーフェクトタイム
宅建士の勉強を進める上で大切なことが、勉強する時間の確保。せっかく確保した時間でも何かしらの要素で邪魔されたり手を取られたりすると台無しですよね。特に社会人のかたなら、日中は仕事を進めててもイレギュラーが発生、夜は夜で予想外のお付き合いなどもしばしばあるでしょう。
そんな中、朝の時間帯は実は予定が崩れにくい時間帯なのです。例えば、会社員の私ごとですが、いつもよりも2時間早く出勤したりします。
早朝なら取引先からも連絡は来ないし、周りにもほとんど人がいないのでとても集中して仕事ができるのでとてもはかどります。それと同じで、邪魔されにくい時間帯の朝が一番学習しやすいとも言えますね。特に、予定を崩されたくないかたや遅れを挽回したい方には朝がおすすめです。
夜型|やる気次第では無限大
夜時間は、遊びや飲み会などの誘惑と疲れからくる眠気に打ち勝てれば1日の中で最も時間が取れる時間です。管理人も振り返れば学生の時の勉強はほとんど夜にやってました。みなさんの多くも夜型だったのではないでしょうか?
夜時間の魅力はゆったりと時間を取ることができるので、リラックスした状態で勉強にむかえる点です。日中はどうしても仕事や家事などで時間が取られがちですし、まとまった時間も取りにくいです。他のことを気にしながら勉強するというのも気が焦って集中しにくいこともあるでしょう。
眠気が最大の敵にはなりますが、やる気次第ではしっかりと勉強できる時間帯です。新たな単元を始めるときやまとまった内容を勉強するときにはもってこいの時間帯です。
夜型|暗記モノは寝る前にやると記憶に残りやすい?
夜は日中の疲れからどうしても眠たくなります。そんな状態での暗記モノはとても大変ですよね。管理人もテキストを開いたまま寝落ちなんてことは多々ありました。暗記するものなどは朝や夜の遅くない時間帯にしたほうがよさそうに思います。
ですが、とある研究結果によると、暗記モノは寝る前にすると記憶に定着しやすいという説がありました。メカニズムとしては、“記憶”は人が寝ている間に、整理されて定着するそうです。特に寝る直前に覚えたことほど鮮明に覚えているので定着しやすいという説なんだそうです。個々の感想になるとは思いますが、こんな特徴もあるということだけ紹介しておきます。
時間帯の特徴に合わせた学習内容で効率があがる!
朝型、夜型でそれぞれに特徴が見えたところで、その特徴を踏まえた学習内容の組み立てが効率を上げる近道だと思います。たとえば、まとまった単元や新しい単元の基礎を勉強するのは夜の時間で。その内容を、朝の短い時間で軽く復習するなど。また、寝る前の記憶が定着しやすいという説を信じて、就寝前に暗記モノをして、翌朝に再チェックなど。いろいろ実践できると思います。
大事なのは朝型、夜型と自分の学習する形を固定化するのではなく、その時その時の自分の環境に応じて最適且つ効率がよい学習の組み立て方を実践することが合格への近道です。例えば、仕事が繁忙期で夜の勉強がしんどい!という場合には、それに合わせて朝型の勉強にシフトするとか。忙しいからといって、勉強しない日を少なくできます。もちろん夜のお付き合いなどが頻繁に多い方は夜型では勉強時間の確保が難しいので、なおさら朝型の時間を有効活用するべきでしょう。
このように、朝型・夜型の時間帯における効率ついては、結論どちらでも良いということです。それぞれの時間帯のメリットがあり、重要なのはそのメリットを生かしてどう勉強するかということだからです。宅建士試験に合格するには、きっちりと勉強すべきことをやる。つまり、自分で計画した学習量をきちんとこなすことが前提となります。その次に、より効率的に進められる方法がなんなのか?を考えるべきです。
ですので、朝型なのか夜型なのかは、きちんと学習を進められているうえではどちらでもよく、その中で、少しでも学習の効果を上げたい、効率よくしたい、と思うなら、それぞれの特徴を理解しておくのが良いと思います。そして、それぞれの時間帯の良いところを選択するというのが、もっとも効率の良い方法だといえます。
自分が毎日学習するとして、どの時間帯にどのような学習をして、どう組み合わせたら良いのか?を特徴を把握して、自分のスタイルに合わせた最適な組み合わせを考えてみてはいかがでしょうか。