宅建士試験は独学でも努力次第では狙える資格だということはすでにご紹介しています。ここでは、独学で学習を進めていく中で押さえておきたい3つのポイントを紹介しようと思います。この3つのポイントは試験勉強をしていく中で出てくる悩みを解消すべく管理人が経験から考えたポイントです。また、独学でなくても試験合格を目指す方みなさんに参考になればと思います。
時間が無いと嘆くよりも、解消する手段を使う!
資格試験の勉強は、難易度によりますがとにかく時間がかかります。特に法律系資格に関しては覚える範囲も多いのでなおさらです。宅建試験も同様に、民法や土地・建物に関する法令等が問題になりますので同様です。
学生の間であれば、それなりに学習時間をきちっと設定することもできますが、社会人になれば中々難しいのは管理人もわかっています。ですが、時間が無いから勉強できないというのは違います。時間は作るものですし、計画をもって実行すれば十分時間は確保できます。これが、学習計画が重要だと思うところなんです。
それでも、試験を目指そうと思ったのが遅かったりいろんな外部環境でスタートが遅れたりと理由があって、本当に時間が無い場合もあると思います。そこで、時間なければ無いなりの手段を使えばよいのです。まず簡単なところで言えばスキマ時間の活用。短い時間でもちょっとしたことを覚えたり、一問一答を繰り返すなど。短い時間でも効率よくできる勉強方法はあります。それ用の問題集を購入したり、ポケットサイズのテキストなどを使うといいでしょう。
また、独学では的を絞るのに時間がかかるという欠点があります。ですので、通信講座などの教材やスポットでの講義や模擬試験などをうまく活用するのもよいと思います。通信講座・予備校などはやはり試験合格のスペシャリストです。その教材や模擬試験などは試験合格のためのポイントがギュッと絞ったものであります。
こんな風に、時間が無くてもそれなりに時間をフルに使おうとすれば案外解決できると思います。単に時間がないと嘆く前にまずはどんな時間の使い方ができるかを考えて、それを実践するために必要な手段は何なのか!学習計画と合わせて考えたいポイントです。
学習計画は完璧!でも予定通り進められない
試験合格を目指して、準備万端、意気込みよしでスタートを切ってもどっか中だるみしたり、予定より進捗が遅れることはよくあることです。原因は、モチベーションの低下や外部環境の変化(繁忙期・異動など)が挙げられると思います。管理人は会社を辞めていたのでそういった外部環境に影響を受けることはなかったので、むしろ自分自身との闘いのほうが多かったです。
学習計画はきっちり立てられたが、計画通り進められないその一番の要因は、自分自身だと思います。気持ちの問題です。この気持ちをキープするのはとても重要ですが、非常に難しいのも確かです。特に独学の場合、多くは自宅での学習だと思います。となると、周りには誘惑だらけです。「あと30分後にスタート!」と決めてて、実際には1時間後に始めて30分ショートしてしまったりなどあるあるです。
勉強するぞ!という気持ちがキープしにくいのであれば、生活リズムやライフスタイルに合わせて勉強するようにしてみましょう。
これは、無理強いをすることで気持ちがキープできないなら、学習環境を自分の生活リズムにあわせて実践することで勉強癖、つまり学習習慣を身に付けるというやり方です。
具体的には、少し早起きして出社前に集中して勉強するとか、自宅ではなくカフェなどで集中して勉強するとか。気持ちが乗らないなら、乗れる環境で学習する習慣を付けましょう。最初は短くても、徐々に一時間~二時間程度を毎日キープできるようにしてみてください。習慣が身につくと割と気持ち楽に取り組めるようになります。
独学はよくも悪くも自分で管理して進めなければなりません。ですので、こうした学習を毎日やっていくことはとても重要ですし、合格には必須のポイントです。学習計画が多少ズレても、学習習慣が身についていれば帳尻は合わせられます。合格までの学習習慣を身に付けられるかどうかポイントですので押さえてください。
勉強の基本は反復学習!どれぐらいやりますか?
独学の基本は反復学習なのは周知のとおり。管理人はテキスト学習で基礎事項をマスターしてから、問題集・過去問学習で合格しました。よくどれぐらい繰り返しましたか?など質問もあるのですが正解はないかと思います。繰り返しやることで、自分自身が十分理解・覚えられたと思ったところが良いところではないでしょうか。
むしろ、何回繰り返したという回数よりは質や理解度が重要だと思います。例えば管理人のやり方で言えば、テキストで基礎学習を一通りこなす。もちろん、ある程度細かい数字なども暗記するレベルでやりました。それを元に、問題集で理解度をチェックしていく。解けている問題も間違いの設問のどこが間違ってるかを答え合わせし、解けなかった問題に関してはテキストに戻ってその部分を調べる。これを繰り返していくやり方を進めました。
こうすることで、知識を広げながら且つ深く吸収することができるので表面的に暗記して解答するのではなく、理解したうえで答えるようになります。そうすることで、細かいひっかけ問題などにも対応できるだけの知識が身につきました。ちなみに、繰り返すなかで自然と問題の設問や答えなども何となく覚えてこれるので、それで解答スピードもあがりました。押さえておきたいポイントです。
こうした反復学習のやり方で、知識の幅を広げてそこから深くしていくことが出来るようになるのですが、管理人の場合は、テキストを3回、問題集・過去問3回繰り返してそこに至りました。この回数が目安になるかはわかりませんが、前述の反復学習のポイントを意識しながら進めれば2回程度でも十分合格ラインには到達できる人もいるかもしれません。
回数ではなく、反復学習で質を高める意識を持てば合格に近づくと思います。参考にしてください。